何度も読み返してしまう鋼の錬金術師。2巻を読んで思ったんですが子供には重すぎる・・・。宗教の絡んだ紛争が物語に絡まってる。1巻から2巻で早くも2つの宗教観を登場させているあたりが少年誌らしくないな。現実世界もイスラム教やキリスト教、昔なら仏教も人を殺したり、死を恐れない宗教観がありますもんね。
セリフの随所にも皮肉を感じるところがありますね。
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神様を信じることで、死ぬことを恐れなくなるというのは死ぬ間際の人にはありがたいことかもしれないですが、生まれて死ぬまで長いのに、死を恐る人間って愚かなのでしょうか?
信じる者のために迫害したり、排除することを繰り返してきた世界史を漫画の中に取り入れたのはいいですけど小学生が読むようなコミックガンガンで連載するのがスゴい。
テロなどを正当化することに意味があるのか?作中でも神の名のもとに無関係な殺戮を行う傷の男を鋼の錬金術師は非難します。
関係ない人間を巻き込む復讐に正当性もクソもあるかよ 醜い復讐心を「神の代行人」ってオブラートに包んで崇高ぶってるだけだ
たしかに宗教観の違いから起きる軋轢で人が死んだり、利害関係が生まれること自体がおかしいのですから。
ただ、この物語の中では、この紛争は伏線であるため、今後の展開に大いに関わってきます。なんども思うのですが、こんな複雑な物語を、よく少年誌で連載したな。
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