今週のフリンジマン 感想 ネタバレ

今週も深いお話でした。愛人作りのフェアプレイをプロフェッサーは説きます。妻帯者であることを隠す時点で愛人を作るものとしては邪道と。愛人とは都合のいい存在であるゆえに秘密ごとがあってはいけないというものです(笑)ほかにも深いお話、例え話、なんとも面白い漫画でございますね。

希望を見つけてしまい暴走する満島がトンネルを掘るとたとえ、その先は楽園ではなく崖で、希望ではなく絶望だったと語りますが、プロフェッサーは諭します。楽園はあったが崖の下だったかもしれない、その崖を降りる覚悟がなかっただけと。うーん、深い。

仲間は満島をかばいます。相手の女性もバツイチ子持ちを言うことを隠していたので、妻帯者であることを隠していた満島だけを責めるのはどうかと。プロフェッサーは哲学者ニーチェの言葉で語ります

「闇の深淵を覗くもの」 いわく 「お前が長く深淵を覗くなら、深淵もまた等しくお前を見返すのだ」

こちらが都合のいい愛人をつくろうとしていたと同様に、彼女も同じように都合のいい男を探していたのだと。再婚を望むがゆえにバツイチ子持ちを隠すのは当たり前としても、愛人を作る前提で妻帯者であることを隠すのはフェアじゃないと説きます。プロフェッサーは深いこと言うなぁ。

今後も楽しく読ませていただきます。フリンジマン。次号からは新展開。どんなお話なのか楽しみです。

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