消費者金融で働いていた時の出来事

むかーし、消費者金融で働いていました。ちょうど日栄という会社が「借金返せないなら腎臓売れ、肝臓売れ」といって問題になっていた2000年に入社しました。一部上場ではなかったのですが、それなりに名前の通った会社で、いまでもテレビのコマーシャルをしています。景気の良かったころは、社員の両親にまで感謝の気持ちと高級な贈り物をしていたような時代が過ぎ、借金の取り立て問題で社会問題になりかけの頃でした。一応、名の通った会社だったので、周りの同期は有名な大学を卒業した連中でしたが、なぜか採用され、そこそこのお給料をもらっていたのですが、やはり優秀な連中とは配属先が小さな支店でした。まあ、おためし採用だったんでしょうね(笑)期待に応えるような成果は出せていませんでしたが、根拠のない自信でプライドを持って仕事をしていました。

その当時、比較的に裕福な環境で育ったせいで、借金の取り立てに行ったとき、その人たちの生活環境に驚かされることもたくさんありました。文化住宅と呼んでいたのですが、古い木造のアパートでは借金が返せなくて、身をひそめる人が実際に住んでいるのかどうか調査することもありました。夜逃げとか普通にあったので。その調査の時に、隣の住人に話を伺うのですが、まあ迷惑がられました。それはそうですよね。隣の人なんかに興味ないですよね。なかには、裸で出てきて、刺青を見せながら凄まれたこともありました。

前日までは普通のマンションの一室だったのに、翌日には怖い人たちの事務所になっていたこともありましたね。怖い人たちって、どうして初対面の人間にも偉そうにできるんですかね?いまだに不思議です。

まあ、一番不思議なのは、お金を借りて返さなくても平気な人が一定数いたことでしたけどね。たぶん、開き直っていたんでしょうけど、初めはびくびくしていても、そのうち慣れてしまったんでしょうね。あのひとたちはいまごろ何してるんでしょうかね。ちょっとだけ気がかりです。

あとはよく詐欺に巻き込まれましたね。アルバイトでお金を借りる人がいて、あとは返済しておきますって(笑)信用調査とか、なんたら調査といってお金を借りさせて、1万円ほどあげて、残りのお金を根こそぎいただくという。考えた人は頭いいし、騙された人は頭悪いな。いい大人が結構騙されていたので、余計な仕事が増えて大変でした。大学生とか多かったけど、あの人たちは今頃、立派な大人になっているんでしょうか。

お金にまつわる話は面白い話が多いですね。